『なぜトレーナーさんのいう事は聞くのに、私たちの時にはこんなにわがままになってしまうのかしら・・・😥?』
さて、なぜでしょうか。 犬は一緒にいる人によって行動を明らかに変化させます。
その時、犬は何を思っているのでしょうか。
ある人がごはんを作っている間は静かにオスワリをして待ち、ある人が作っている間は『早くしろ!』といわんばかりに吠え立てる。 飼い主さんが爪を切ろうとすると大暴れするのに、トリマーさんがやると大人しい。 お父さんがリードを持つといい子なのに、お母さんがもつとひたすら引っ張る。
犬がいう事を聞くかどうかの分かれ道は、その人が『犬にとってわかりやすい人であるのかどうか』です。
私たちは、自分の行動や考え方に理解を示してくれる人を好みます。全く違う考えだったり、生活様式が異なる人、何を考えているのか理解できない人とは良い関係を築くのが難しいです。
犬も同じで、自分たちの行動に理解を示してくれる人、そして何を伝えたいのかはっきりわかる人が大好きです。飼い主だから、甘やかしているから、ずっと一緒にいるから、いう事をきかない。犬がわがままになる原因はそれだけではありません。ずっと一緒にいても、可愛がっていても、犬の行動をきちんと管理することは可能です。
犬に今何をしてほしいのかはっきり伝えることができていないから、犬がその場を仕切ろうとするのです。常に犬に『今はこうしていてね。』と明確に伝えてあげる事。信頼できるリーダーに自分が行うべき課題を伝えられれば、犬たちの精神状態は安定します。犬にわかりやすく伝えるためのコツは様々あります。
・一貫性を持つ事
・褒めるのも叱るのも、その瞬間をとらえる事
・声のトーンや言葉にメリハリをつける事
・自分の精神状態を落ち着かせる事 などなど。
自分は伝えているつもりでも、相手に伝わっていなければ意味がありません。 相手の立場に立って、どのようにすれば分かりやすく伝える事が出来るのかを意識してあげるだけで、犬の態度が大きく変わるはずです。 犬がトレーナーのいう事をよく聞くのは、自分が今何をすべきなのかがはっきりわかるからです。
『今、何をすればいいのかわからない。』
『あなたの求めている事がわからない。』
愛犬にそんな風に思われないように、分かりやすい飼い主を目指しましょう🐸☘🍀
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