犬種別トレーニング ~プードル編~

プードルはその可愛らしい容姿、飼いやすいサイズ、毛がとばないなどの理由から大人気の犬種になりました。

Meleでも来店の頭数が断トツ多いのがプードルです。様々な毛色、性格、大きさのプードルちゃんがきます。プードルの本来の性格は明るく・元気・活発、そして頭の良い犬種です。

仔犬の相談は『元気すぎて手がつけられない。』というものが多いです。

確かに、非常に活発なプードルの欲求を十分に満たす事は容易ではありません。

散歩やフリーで走らせる時間をたっぷりとってあげれば落ち着いたいい子になると思いますが、仕事もありますし、毎日犬にそこまで時間は取れないのが現実だと思います。

心身ともに健康なプードルであれば、基本的なコマンドトレーニング、オンとオフを身につけるためのクレートトレーニング、社会化、沢山の遊び時間や仕事を与えてあげれば共に楽しく過ごしていける事でしょう。

引っ張りっこは体力を使うのでおすすめです。ご飯もただお皿に入れてあげるのではなくて、1粒ずつご褒美としてあげましょう。

問題は、成犬でくるプードルの相談です。その相談はかなり深刻である場合が多いのです。

1番多いのが【咬みつき】 です。

近付いたり、体を触ろうとしたりすると異常な勢いで咬みついてくるプードルがいます。

彼らには共通点があります。

・食欲があまりない

・社会化不足

・スイッチが入ると急に凶暴になる、その時の目がいつもと違う

・何度も執拗に咬みついてくる

・パニックになりやすい

容姿の特徴としては

・足が細い、身がつまっていない感じ

・毛量が少なく巻いていない

・クレートに入っている時や寝る時は体を小さく丸めている

社会化不足もその行動を悪化させた原因であると思いますが、根本的な要因は遺伝的疾患ではないかと考えられます。大繁殖させられたため不幸なことにプードルは1番多くの遺伝的疾患をもつ犬種となってしまいました。

代表的な遺伝的疾患は膝蓋骨脱臼・てんかん・進行性網膜萎縮・股関節形成不全など。

身体的なものは見ればわかりますが、脳や体の機能的に疾患がある場合はすぐには気づく事が出来ません。

言葉を話す事ができない犬ですから、判断が難しいところがあります。

遺伝的な疾患による問題行動の場合は完全に直す事は難しいでしょう。

犬の事を理解し、共にうまく過ごしていけるように人が犬へ歩み寄ってあげなければなりません。

プードルを飼うときは一目ぼれ、即決は絶対にオススメしません。(もちろんどの犬種もそうですが) 

・手で持ったときに見た目よりもズシッと重みがある

・両目の距離が離れていない、鼻と目を結ぶと綺麗な3角形

・目に輝きがある

・マズルが長くない

・毛量が多い

・姿勢、立ち姿がしっかりしている

・頭、体、足の長さのバランスも重要です

・毛色も大事な判断材料となります

これまでの経験上、犬の外見を見れば大体性格もわかります。

それほどまでに遺伝、良質な血統であるかどうかは重要なのです。

両親も必ず見せてもらいましょう🐣🐥🐔🍀