犬にとって『においを嗅ぐ』という行為は私たちが想像する以上に大きな意味があります。
自分の家や庭など嗅ぎ慣れたにおいの中では安心し、多くの犬のにおいがするような場所では緊張します、自分より強そうなオスのにおいがする場所では自分の気配を消して大人しくしていますし、シーズン中のメスのにおいを嗅ぎとれば我を失ったように大興奮します。
このように、犬の精神状態や行動はにおいによって左右される事が多いのです。
見慣れた場所で私たちが落ち着くのと同じように、嗅ぎ慣れたにおいをかぐと犬は落ち着きます。
犬とより良いコミュニケーションをとるためには、まずは私たちと良好な関係を築く必要があります。
今回はもっと犬と仲良くなれる!効果的な方法をひとつご紹介します🌝
ドッグキャンプに参加している犬たちにはトレーニングの一環として手からフードをあげる、または食器にいれる場合でもフードを手でつかんで自分のにおいをつけるようにしています。すると、何もしていないフードをただ食器にいれてあげていた場合よりもずっと犬が慣れてくれるのです。
犬は動物の分泌液のにおいには非常に敏感です。そして、生きていくためにかかせない食事の際に毎回私のにおいを感じながらフードを食べていると、無意識の中で私のにおいに対して慣れ、そして良い印象が埋め込まれるのです。
すると周囲の人よりも私を見る目が特別となるのです。
また、私のにおいのついているフードを食べるという事は、『私が餌を与えてあげている』という事にもなるのでリーダーシップをとるという意味でも有効です。
多くの犬を管理する場合、この方法は大きな効果を発揮します。(ただし食欲のない自分の愛犬に毎回から手からあげるというのはただの甘やかしになってしまう場合もあるのでお勧めしません。)
犬と良い関係を築くには、犬という生き物を理解すること、それが1番の近道です🐑🐑🐑🍀
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