食欲不振の犬、その原因とは?

犬 しつけ トレーニング

生きていくために必要不可欠な食事。 本来野生で生きている動物に【食欲がない】ということはありえません。

しかし人間の中にはそんな“生きていくうえで不自然といえる【食欲不振】”という状態に陥る人がいます。

そして人と共に生きるようになった犬にも、その症状が多くみられるようになってきました。

今回は食欲がない犬の原因について探ってみたいと思います。

まず考えられる事は、運動不足・刺激や変化のない生活・ストレスなどの犬を取り巻く環境が原因による食欲不振です。 人も同じだと思いますが、運動や仕事などで体と頭を使うほどに疲れ、お腹が空き食欲もわきます。逆に全然活動をしていなければ当然食欲もわきません。

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小型犬の多くは24時間のうちのたった1時間すら運動することが出来ていないようです。飼い主さんにお散歩の時間を聞くと30分以下がほとんどです。家の中で歩いているのは運動にははいりません。外のにおいをかいで、色々な物を見て・聞いて、刺激を受け、思いきり走り回ってこそ運動といえます。小型犬の食欲不振の多くは刺激のない退屈な毎日と運動不足が大きな原因です。

そして美味しい物を与えすぎによるワガママです。缶詰や美味しいおやつを食べたことがある犬たちは単なるドッグフードだけでは満足できず、もっと美味しい物が出てくるのを待つようになります。濃い・美味しい匂いを知ってしまうとドライフードへの関心が薄くなり、食べなくなってしまいます。

上記の2つは生活環境の見直しによって改善が期待できます。運動を沢山させる、軽い断食をさせる、ドッグキャンプなどに参加し沢山の犬に囲まれた中で食事をしたりしてみると小食と言われていた犬も勢いよく食べるようになったりします。

問題なのは、生まれつき食欲がない犬です。やせ細っているのに食べようとしない犬たちは精神的な病気を患っている事が多いのです。痩せていて肋骨が見えているような犬は異常な攻撃性を持っている事が多いので注意が必要です。

心身共に健康的で、きちんとした食事管理が出来ていれば食欲不振になることはありません。食事は犬の体を作る大事な要素です。食べ過ぎにも食欲不振にも気をつけて、健康体を目指しましょう🦁🐯🐺🍴