Puamana

集団主義と個人主義

集団主義とは集団の和に重点を置き、個人だけに目を向けず、全体の調和を保つ事を意識している人たちのことです。

一方個人主義は“わたしたち”ではなく、“わたし”を優先させる。『自分は他人に左右されない、自分の人生は自分が決める』という考えです。

私は集団主義者、個人主義者のどちらでしょうか🐈🐕特に集団の調和を重んじる方ではないと思いますし、何かを強制され実行する事は苦手で個人で仕事をしている事を考えると個人の方がストレスなく生きていけるのかなと思います。もちろん社会的・表面的、時と場合によって集団に合わせる事も必要です。

人はどちらの面も持ち合わせています、全く他人に影響されない完全なる個人主義者も、自分の欲求をひとつとして表に出さないような完全なる集団主義者もいないでしょう。

しかしながら、その両極端のどこに位置するかは人によって大きく違います。その人がどちらの傾向を持つかは、周囲を取り巻く環境が大きく影響してきます。

そのひとつに【国の文化】による影響があります。宗教で食べ物や生活の多くを制限されているのが日常であれば集団主義の傾向が強くなりますし、幼い頃から自分に焦点を置くように育てられれば個人主義的になるでしょう。

さて、ようやく犬の話しになります。

犬は人と違って気を使って周りに合わせたりはしません。あまりに個人主義的な犬にしてしまうと、一緒に過ごす事が困難になってくるのではないでしょうか。個人主義の犬にとっても、『自分の犬生は自分で決めるよ!どこへ行くか、何をするかは自分で判断する!』という思いの中で、人にペットとして飼われる事はとても辛い事だと思います。それならば野生で生きた方がずっと幸せなことでしょう。

犬たちを見ていると確かに個人主義・集団主義のどちらの傾向の犬も存在します。犬の個人主義・集団主義を左右するのはいったいなんでしょうか。

きっと理由は様々あると思いますが、ひとつめのポイントは犬種です。

集団行動が大好きな犬種の代表と言えばビーグルです。集団で協力して狩りを行なっていた彼らは、グループの一部という意識がとても強く、一頭でいることが大の苦手です。

逆に柴犬は強い独立心を持っています。シャンプーや爪切りなどのケア、散歩など、人に合わせて自分を委ねるというのは嫌いで野生動物の如く大暴れして動きをコントロールするのは大変です。

ふたつめのポイントとして犬たちが暮らしている場所の密度が関係してきます。

密集して暮らすという事は、周囲の人・犬たちと円満にやっていく必要があります。あまりに自分勝手な振る舞いは許されず、自分の行動に制限を設ける必要があるからです。

ルールを守り、周りとの調和がとれてこそ自分の平和や幸せをつかむ事が出来ると理解すれば集団主義の傾向の強いイヌとなるでしょう。

つまり幼少期に多くの犬や人に囲まれた場所で過ごすという事が集団主義的傾向の犬に育てることになるということです。

しかし、だからといって集団主義が素晴らしいという訳ではありません。

集団主義も、個人主義もどちらも良い面がありますし、どのようなバランスをもつかによって性格も変わってきます。

様々な人がいるからこそこの世界は変化があって面白いのだと思います🌞🌞🌞





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