私たちは人をどのように判断しているのでしょうか。
1対1でその人だけを見て、本質を知ることができているでしょうか。
私たちが人を判断するときには、外見・立場・過去の経歴・周りの人の評価等の情報も関わってきているはずです。
犬は、人の過去を見ません。
見た目でも判断しません。
ただ、その人の心を見ます。
オレゴン州の刑務所では殺人や強盗、傷害などの罪を犯してしまった囚人たちが、 保健所で安楽死寸前だった犬たちを訓練するプログラムが行われています。 『犬の訓練プログラム』に参加した受刑者の再犯率は極めて低いという結果が出ているそうです。
受刑者、犬は共に愛情に飢えています。 特に罪を犯した人に対しては冷たい仕打ちがまっていることがほとんど。 そんな中でまっすぐに自分を見つめてくれる存在。 愛情を持って寄り添ってくれる犬が共に生活をしてくれることは受刑者の心に大きな変化を与えてくれます。
たとえ大きな罪を犯した人であっても、犬は無条件にその人を愛します。
人は一人では生きていけません。 誰かに見てもらうことで、愛してもらうことで、自分の存在の意味を感じることができるのだと思います。
誰かが自分を見つめてくれる、その瞳に映った自分を愛することができます。
私も犬たちがまっすぐに私を見てくれる、その瞬間が大好きです。
『I will love you forever!!』
2014年から千葉県の八街少年院でも犬を保護し、訓練する取り組みが行われています。
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