リラックスは精神に多大な影響を与える

1日の中で体の力を抜いて心からリラックスしている時間はどれくらいあるでしょうか?

犬 しつけ トレーニング

おそらくほとんどの時間は多少なりとも緊張感を持ち、様々な事へ思考を巡らせていると思います。

そもそも【リラックス】とはどのような状態をいうのでしょうか。温泉につかっている時、好きな音楽を聴いている時、自然の中で寝転がっている時?人によってリラックスできる時は様々だと思います。自分がリラックスしている時を想像してみてください。

その時、脳は様々な事を思考しているでしょうか?

おそらく複雑な思考はせず、自分の好きな対象(音・風・におい・空気・温度・味など)ひとつに集中しているはずです。リラックスとは何か一つものに意識を集中させている状態をさします。

リラックスしている時、脳はアルファ波を発生します。『脳の快感物質』と呼ばれるホルモンが分泌され、心身のストレスを低減・解消し、精神を安定させます。

犬 しつけ トレーニング

リラックスできるということは物事をプラス思考にとらえられること。

許容範囲が広がり、周囲の物に対して興味を示し、新たな事を始めるための力となります。

また、集中力や記憶力を高め、意欲的になります。

反対にイライラしている状態は、脳が興奮し、否定的な考えで頭がいっぱいになっています。

周囲の物への反抗心は強くなり、破壊行動に走ったりします。

このようにリラックスの仕方がわからなくなってしまったような犬たちがいます。

いつでも何かに緊張し、不安でいっぱい、こちらからのアクションには咬みつきでこたえるような…

私たちが瞑想を行うのが難しいように、今までリラックスする時間を持った事がない犬にリラックスすることを教えるのは難しく、時間がかかります。

大事な事は、何もかもに敏感に反応しすぎてリラックス出来ないような犬に育ててしまわないように、仔犬の頃は意識的に【好きなもの】を増やしてあげることです。

リラックスへの第一歩は好きなものに囲まれる事ですから。

犬 しつけ トレーニング

リラックスしプラス思考でいられるという事は、周りの物に関心をもち、積極的に行動し、自分を成長させていけるということです。リラックスが出来ず、マイナス思考の犬は周囲を否定的にとらえているため、自分を変える選択肢はなく、いつでも自分以外を変えようとします。

その意識が攻撃を生みだすのです。

つまり、問題行動をなおしたくても、犬の精神状態に変化が起こらなれば行動も変化しないのです。

いつもうなっていたり、咬みつこうとしている犬には、まずは精神時状態が安定することを出来るだけ沢山やってあげることです。

一日中出かけて疲れさせてあげれば帰ってからは何も考えずに寝てくれるでしょう。

犬が好きなにおいをみつけて部屋においてあげたり、体を静かになでてあげてもいいでしょう。

過剰な咬みつきや吠えなどの犬は精神状態に問題がある事がほとんどなので、改善には長い期間がかかることでしょう。

しかし、犬たちがリラックスを覚えてくれた時の喜びは相当なものです。

今日もポジティブに😊😊😊