幸せな人生を送るコツは、大好きなものに囲まれて生活する事だと思います。
世界には様々な人がいます。
自分が住んでいるこの世界を素晴らしいと感じる人もいれば、こんな世界は最悪だと感じる人もいます。
実際にはこの世界に良いも悪いもなくて、『自分がどう思うか』だけ。
全てのものは自分が好きだと思うのか、嫌いだと思うのかそのどちらかです。
今回は、犬を飼っている方であれば必ず聞いた事がある【社会化】についてお話ししたいと思います。
社会化とは、
●この世にあるあらゆるものを見て、かじって、においをかいで、どのような物なのかを理解すること
●犬や人の社会の中でうまく生活していくために存在するルールを学ぶ事
いつもと違う環境に行くとふるえたり、隅に隠れたり、吠えたり、攻撃したりする犬。これは社会化不足の犬たちの行動です。社会化不足の犬たちは理解できない物に対して不安を感じ、上記にあげたような行動をとります。
その時の犬たちは緊張・興奮状態です。社会化されていないものが多いほど、犬は沢山のストレスを抱える事になります。社会化不足は問題行動を生み出す大きな要因の一つとなります。
私たちにとっても様々な経験こそが、自分を成長させるために欠かせない事です。行動を起こし失敗を積み重ねるほど、未知なるものへの恐怖心がなくなり、積極的に行動できるようになります。
色々な場所へ行き、自分とは違う境遇や考えの人たちと出会い・話しをして、様々な考え方やコミュニケーションの取り方があることを知る。
自分の考えとは違う世界があること、自分の考えは常識ではないのだと知る事となります。
広い視野をもった人たちは許容範囲が広いために、人に優しく、そして穏やかでいることができます。
問題に向き合い、誰かに頼ることなく自分で壁を乗り越えていった人は自分の可能性に限界をつくらず、問題を解決する喜びを知り、さらなる向上心を持ちます。
成長するにつれますます積極的になり、様々な世界へ飛び込んでいきます。
私たちの幸不幸は周囲の環境で決まるのではなく、自分の心の持ち方によって決まるのですから。
言うまでもなく、この社会化は若い頃にした方がずっと効果的です。自分の経験から得られる事の重要さ、そして楽しさに気付けば、あとは自分で楽しみを見つけて自然と成長していきます。
2才ですっかり大人になってしまう犬たち。
犬の大切な社会化期はしっかり意識していないと家でお留守番している間に一瞬で終わってしまいます。
優しく、穏やか、自信がある、自制心がある、明るい、積極的、賢い そんな犬に成長して欲しいと思うならば、社会性が身についていることが絶対条件です。
社会性を十分に身につけている犬たちの問題行動は重度ではありません。
そしてその問題行動の多くは改善することができます。
なぜならば、社会性が身についている犬たちは、基本的な社会のルールを守ることが結果的に自分を守ることになると理解しているからです。
社会化をしないと嫌いなもの苦手なものでいっぱいの世界になってしまいます。
犬の保育園、トリミング、クレート、大型犬、子供、人混み、ブラッシング、歯磨き、ドッグラン、動物病院、騒がしい場所、色々場所に一緒に出かけて様々なものに触れ合い・経験する時間を作ってあげましょう。
しつけよりもずっと大事なことは、【社会化=経験】をさせて犬が好きなものをできるだけ沢山増やしてあげる事です🏜🏕🏞
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