ドッグトレーニングキャンプの3週間、犬に何が起こるのか

犬 しつけ トレーニング

ドッグキャンプが3週間なのには理由があります。

私たちも新しい環境に慣れるのには時間がかかります。

例えば海外へ移り住んだ時、その土地での暮らし方、コミュニケーションのとり方、言語などに馴染むまでは何カ月かかかりますね。

私たちと時間の流れ方が違う犬たちにとっての3週間はとても長く、意識をかえるためには十分な時間といえるでしょう。

もちろん全く社会化が出来ていない犬や心に深い傷を負ってしまった犬などの心を開くのはもっと長期的なケアが必要となりますが、一般的な犬であれば大体3週間あれば大きな変化が期待できます。

訓練所・トレーニングレッスンに預けると犬にはどんな変化があるのでしょうか。

まるで違う犬のように卒業後はずっとお利口でいられるのでしょうか・・・???

私たち人で考えてみましょう。 例えば毎日の仕事、すべき事、全てのプレッシャーや人間関係、TVやPC・音楽から離れて3か月間静かな大自然の中で暮らしたとします。

きっと心身ともに大きな変化があるでしょう。ストレスがなくなり、時間に焦る事もなく、今まで目を向けようとしなかったものに美しさを感じ、イライラしたり怒ったりすることもなくなるでしょう、思考が変わり新しい発見があるかもしれません。余裕ができて精神的に落ち着く事でしょう。

さて、この人は今後一生その穏やかな性格のままでいられるでしょうか?

そんなことはないですよね。

再び通勤ラッシュの多忙の日々にもどればあっというまに元の精神状態、性格に戻ってしまいます。

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ドッグキャンプも犬たち心のトレーニング期間なのです。

私たちは犬に必要とされる欲求を満たし、犬たちにこの時はこうすべきという正しい振る舞いを教え、精神状態が落ち着くような環境を用意してあげます。

初日にはひたすら吠え・ひっぱり・とびつき、とにかく興奮度が高かった子も3週間たつと興奮と落ち着きをコントロールできるようになります。

大事なことは、トレーニング期間で身に付けた精神状態のコントロールを帰ってからも継続すること、そのような環境を用意してあげること。

そしてもう一つ、とても重要なことは、環境によってはうちの子も全く違う行動を取ることが出来る、という事実を飼い主さんが痛感することです。

この事によって変化させるべきなのは犬ではなく、飼い主の行動や環境であると他責から自責思考へと変わります。

人も犬も【環境・お互いの関係性】によってどのような行動をとるかが決まります。

トレーニングが終了したらお利口!!ではありません。

まず”自分が変わる事”からチャレンジしてみましょう🐧🐧🐧💫

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