人気犬種に生じる弊害

2019年9月2日

犬 しつけ トレーニング人の意図的な交配によって生み出される犬たち。

野生動物とは比べ物にならないほど、犬という種が遺伝的に多くの問題をかかえるようになってしまっています。

小さくてぬいぐるみのようなティーカッププードルや胴長短足のダックスがTVで紹介されるたび人気に火がつき、その供給を満たすために過剰で無理な繁殖が行われています。

そのため、人気犬種といわれる犬ほど遺伝性疾患を患う事が多くなっているのです。

日本は愛護先進国では考えられないくらい、遺伝性疾患をもった犬たちがあたりまえのように売られています。 繁殖に規制はありません。

本来は遺伝疾患が発症している犬、またそのキャリアをもった犬は繁殖をするべきではありませんが、残念ながら繁殖に使われる事が少なくありません。

遺伝性疾患とは、停留精巣、アトピー、糖尿病、股関節形成不全、口蓋裂などなど。

例えば股関節形成不全の70%は遺伝的要因であるといわれています。

疾患のある犬同士を交配させるとほぼ確実に仔犬にも遺伝します。

片親が正常であったとしても仔犬は全員キャリアとなります。

実際、歩行状態に異常がみられる犬、関節が不自然に曲がっている犬は結構います。

ペットショップで両親がどんな犬かわからない犬を飼う事は危険な賭けといえるでしょう。

健康な仔犬を迎え入れるためには、信頼出来るブリーダーさんから必ず両親を見せてもらったうえで仔犬を迎え入れましょう🐩!

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