痛みとの向き合い方

2021年5月3日

12歳のパピヨンがランニング中の男に蹴り殺されるという事件がありました。

うちのポメラニアンのMeleちゃんも亡くなったのは12歳。

12年間ずっと一緒に過ごしてきた大切な家族。

もしうちのこが目の前でそんな死に方をしたら。。。耐えられないほど悲しくて辛い事です。

でも生きていると、裏切られたり、事故にあったり、辛い事、理不尽な事、許せないような出来事は結構起こります。

そんな時に不安定な自分の精神状態とどのように向き合っていけば良いのかを、過去に色々模索してきました。

今回は、辛い事があった時の自分なりの対処法をシェア出来たらなと思います。

悟りって何?

最初の入り口は仏教の教えでした。

人生は思い通りにならない。人生は四苦八苦。

最初は【 悟り 】の意味がわからなくて、

「何が起こっても心を無にして怒りや悲しみを感じるなという事?」

それって感情を無くすって事なんじゃないのかな。

「嫌なことがあっても感情を表に出さないほうがいいの?」

それってロボットみたいで生きてるって感じがしない。

なんて思っていました。

仏陀は瞑想をして悟りを開きました。

瞑想については少し前のブログに書きました。

瞑想とは

悩み続けない方法は意外と単純

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」。 これはアドラー心理学の根底に流れる概念です。

嫌われる勇気はアドラーの考え方が対話形式で読めるオススメの本です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2020/12/22時点)

 

自分自身のことを考えてみるとどうでしょうか。確かに全ての悩みは他者が関わってきている事に気づくはずです。意識していないようでも、私たちの幸不幸は他者との比較であることがほとんどですから。

対人関係で悩みすぎないようにする為に一番良い方法は、

他人の考え方をコントロールする事は出来ない。と念頭に置いておく事です。

誰かの考え方を変えようとする事は、石を念力で動かすのと同じくらい。野生の熊とコミュニケーションを取ろうとするくらい無理な話です。

人殺しはもちろん悪い事だ。当然誰しもそう思っている。と思いますか?

そんな事はありません。

もしそうだとしたら世界中殺人犯はゼロのはずです。でも、現実はそうではありません。

戦争の時、敵を倒すのは正義でした。

罪人は法に則って処刑されます。

地球環境のために人間の数を減らすべきだと思っている人もいます。

愛情を受けずに育った人だっています。当然愛情のかけ方なんてわかるはずもありません。

自分の常識は自分だけの常識であって、他人の考えとは一致しません。

自分に何らかの不利益をもたらした相手に対して、法的に適切な処罰が下されるように働きがけはできても、相手に心から反省して謝罪して欲しいと望むのは、他人の考え方をコントロールしたいという自分のエゴになってしまうし叶えられる可能性も低いので、他でもない自分自身にとってあまりいいアイディアではないと感じます。

少なくとも私は他人の考え方に対して、こうあるべきという期待はしません。

おそらく変わらないし、考えることに終わりがないので疲れるだけです。

自分の考えと合わなくて自分の生活に支障が出る場合は、可能であれば関係を絶つのがお互いにとってストレスがないので良いです。

大体の人間関係の悩みは相手の考えも行動も変えようとしない。関わることで自分に被害が及ぶのであれば離れる。で解決です。

変えられないものを変えようとし続ける限り、悩みの無限ループにはまって鬱々としてしまいます。

何があっても自分の責任。変えられるのは自分の考え方と行動だけ。

自分自身は何か改善出来る事はないかな?

そう思うと、【全て自己責任】という考え方が正しい正しくないではなくて、考え続けることにストップがかかって何かしらの行動に移し先に進むことが出来ます。復讐心や憎しみは自分に対する呪いです。他人にフォーカスを当てるのではなく、自分が前を向いて行動し続ければ変えられる事もあるかもしれません。

全て自己責任というのは一見厳しいように見えて、他でもない自分の為になる、実は自分に優しい考え方なのかなと私は思っています🐷🦁🐯🐘🐑

peace!!